今週12日、シンガポールに於いて歴史的な米朝首脳会談が開催されました。ご存知のように、米朝のトップが直接会うことは史上初、北朝鮮の完全な非核化に対する期待を始め、1953年に朝鮮戦争が休戦となってから65年にも及ぶ休戦状態に終止符が打たれるのではないか等全世界が注目していたこともあり、会談の内容によってはダウが大きく上昇することもあるのではないかと思っておりました。

ところが、豈図らんや。期待値がそれなりに高かったこともあってか、具体的な中身がないに等しい共同声明の内容に、がっかりされた向きも多いのではないかと思います。事実、ダウの反応も芳しいものではなく、12日の終値は前日比6.06ドルのマイナスとなってしまいました。

私は、歴史的な出来事と思えることが発生すると、例えば最近であれば9.11同時多発テロやリーマンショックなどですが、日経の一面をスクラップするようにして来ました(今では、日経電子版の内容が充実していますので、スクラップ方法も見直さなければいけません)。当然、米朝首脳会談も翌朝の一面トップを飾りましたが、今回ばかりはスクラップする気になれません。これからの道筋が余りに不透明であり、北朝鮮の真意が疑わしいと感じてしまうからです。

秋には日朝首脳会談が実現するかもしれませんし、安倍総理は北朝鮮の非核化の費用を日本が拠出するのは当然との認識を示しており、日朝間の動きはまさにこれから活発になって来ると思いますので、報道に一喜一憂する必要はないと考えております。

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話は変わりますが、私は2016年頃より、ダウはいつトップを付けてもおかしくないと言い続けて参りました。リーマン後に一時的な低迷こそありましたが、現在ではそれさえなかったかのように絶好調なアメリカ経済ですから、残念ながら誰も私の話に耳を傾ける人はいませんでした。

そして、今年1月26日に26,616.71ドルの最高値を付けた時、いよいよアメリカ経済は長期サイクルのトップを付けたのかもしれないとメルマガに書きました。そこでは、ダウは一旦大きく下げるもののその後リバウンドし、夏から秋にかけて1月の高値を目指して再上昇、その時もし、1月の高値を抜けなければ、その後深刻な暴落が訪れることになるだろうという内容でしたが、このところ2万5千ドル前後で推移し、米朝首脳会談にも反応しなかったダウを見ていると、コラムの予測が当たるのではないかと気になってしまいます。

一般的に相場は、値幅か時間により収まりがつくことが多いものです。1月の最高値から間もなく5ヶ月が経過しますので、そろそろいい頃合いと言えます。上に行くにしろ下に行くにしろ、日柄は残り少なくなって来ています。その一方で今週14日、ナスダックは史上最高指数を付けましたので、それに引っ張られる形でSP500とダウが最高値を更新するようなことにでもなれば、私の考えは間違っていたことになります。

ともあれ、アメリカ経済の長期サイクルについては、引き続きその動きをウォッチしながら、必要とあればアラートを出し続けて参りたいと思います。なぜなら、不動産市場は景気動向に大きく左右されるからであり、目先の動向を追うだけでは判断を誤りかねないからでもあります。私の考えは数多ある景気予測の一つに過ぎませんが、投資家の皆さまにはマジョリティ的な主張にばかり意識を振り向けるのではなく、別の視点・独自の判断基準をお持ちいただきたいと願えばこそのアラートとご理解いただければ幸いに存じます。

このところ個人投資家の皆さまの多くに、買い急ぎの傾向が見られます。米朝のリーダーが同じテーブルに着いたように、今は世の中が大きく変わる流れにあるのかもしれない時なのですから、これからの不動産投資については一緒にじっくり考えてみませんか?いつでもご相談を承りますので、お気軽にお声掛けください。

 

米朝首脳会談と米景気の行方

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