このところ、不動産投資を巡る後ろ向きなニュースがいくつか流れました。中でも最も大きな衝撃で受け止められたのは女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営していたスマートデイズの民事再生申立の棄却と保全管理命令ではないでしょうか。今後、真相が明らかになるに従って、関係者や悪質なスキームの“闇の部分”が浮かび上がると思います。

他にも、個人投資家向けの不動産投資に係る融資が、このところ非常に難しくなっています。金融庁の引き締めが厳しくなっていたところに、スマートデイズの一件が追い打ちをかけたようです。そして、全体として販売が好調と言われているマンション業界にあって、大手デベロッパーの高級マンションの売れ残り。ここには大手ならではのビジネスモデルが背景にあると思われますが、それによりマンション価格が高止まりしているのではないかとの指摘には、私も共感するところです。

そのような環境下でもあり、個人投資家の皆様に於かれましては、今は不動産相場を冷静に見るべき時なのかもしれません。今回は、不動産相場に直結するNYダウや日本経済の先行きについて、私なりに思うところを書いてみたいと思います。先に結論を申し上げれば、私はダウも景気も、そして不動産市場も転換期とも言うべき難しい局面に入って行くと思えて仕方がありません。

■決着はこの秋???
一般的に株価と景気には不可分な関係がありますが、不動産価格もまた、株価の動向に大きく連動するものです。ここで言う株価はNYダウのことですが、このところ不安定な動きが続いています。1月26日に26,616ドルの最高値を付けた直後、600ドルを超える大幅な下落に直撃されました。その時私は22,000ドル台まで下げてもおかしくないと見ておりましたが、3月23日に23,533ドルまで下げたのを最後に、その後の1ヶ月は24,000ドル台で揉み合っていますので、最高値から3ヶ月が経過した今、これ以上下げることはなく、これから段々と上値を試しに行くのかもしれません。相場は値幅か時間により収まりがつくことが多いからです。

■日本経済と不動産
ゆるやかではありながらも着実な成長を続けている日本経済。どの経済指標を見ても表面的には順調ですし、都心の不動産価格の上昇にバブルの再来を見る向きもありますが、実際には銀行の融資の引き締め、価格急騰の煽りなどで急に動きが悪くなっており、非常に難しいところに来ているような気がしています。

中小の不動産業者は、1年という短期の資金を借りて事業化することが多い訳ですが、高値の物を目一杯買い入れた場合、景気にもしものことがあれば全てが終わってしまいます。現状順調な日本経済にあっても、冒頭にも書きました通り、業界には後ろ向きのニュースも少なくないのです。

もしもNYダウが、私の予測通りこの秋に急落することにでもなれば、日本経済にも一時的には大きな影響があることは避けられません。その時に日本の不動産がどうなるのか。投資家の皆様はその時、試されることになるのかもしれません。

■弊社の取り組み
私は、来年は景気が一時的に悪くなると予測しており、そのために出来る範囲の準備はして来たつもりです。本来、弊社の主力事業は、一棟物の収益物件の仲介と売買なのですが、このところ中古の戸建てや区分の買取再販、店舗の新築や再販等、他の案件も取り扱うことにより、意図的にその比率を下げて参りました。景気の停滞などにより収益物件の売買が少なくなろうものなら、それに偏っている弊社は非常に危険だと思ったからです。

弊社の決算は7月となっていますが、 これから決済になる物件も含めて、期末までに出来る限り在庫を捌いて行きたいと思っています。身軽になることで、来期を弊社にとってのチャンスにすることが出来ると思うからなのです。

GW休業のお知らせ

ゴールデンウィーク期間中、弊社は以下の通り休業いたします。

オーナー様、お取引様にはご不便をおかけいたしますが、
ご理解ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

■GW休業:4月29日(日)〜5月5日(土)

 

日本経済と難しい局面に入った不動産業界

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